優しい国~other side~

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ある広野に続く一本道を一台のバギーが走っていた。 バギーの荷台には、寝袋弾薬などさまざまなものが積んであった。 バギーの運転手は、ゴーグルの位置を直していた。 運転手の年齢は十代後半位、透けるような銀髪をしている少年でその銀髪と対照させるように黒いジャケットを着ていた。 バギーはただひたすらに広野の一本道を走っていた。 「ところでカイト」 バギーがカイトと呼ばれる運転手に尋ねた。 「どうした?シズカ」 カイトがシズカと呼ばれるバギーに答えた。
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