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俺は『佑帆』。
宝城家を継ぐ者。
使用人は『尚也』。
可愛くて素直で…
一途な15歳の男の子。
彼は俺を信頼している。
俺を尊敬している。
俺はひそかに尚也に
甘い恋心を寄せてる。
子犬のような潤んだ瞳に
俺は心を惹かれた。
しかし…
俺は尚也の御主人だ。
こんな事は許されない。
身分の壁があるし、
それに同性だ。
俺はそんな思いを
ずっと隠してきた。
バレないように…。
でも…
もうムリかもしれない。
我慢が効かないだろう。
限界が来てるだろう。
俺はつらい。苦しい。
こんな思いを抱いてても
尚也に伝えることなんて…
出来やしない。
俺はそんな思いを抱きなが
らただ尚也を見つめる…。
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