†第二章†

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「!!!」 そして私は思い出したんだ 今までに使われた事の無い禁術を 何かの代償と引き換えに 何でも願いが叶うと言われている【神帝】のみが使う事が許される禁術を――… 「やってみよう…」 私はその時覚悟を決めた―――… 神帝としての覚悟を… もし私の命と引き換えにこの国が救えるのだったら それでもいい――… 「【天を司る神よ、地を司る神よ、我が身を代償にこの世界を救いたまえ】…」 「リチェ様!!?その魔法は…」 私の一番信頼している護衛、そして一番の親友のロゼが…その魔法に気づいて声をあげる 「黙りなさい。私に今出来る事をしているのです。私にはこの世界を救う義務がある…」 たとえそれが私の命と引き換えであったとしても―――… ドサッ 私は気を失い、その場に倒れた 「リチェ様…?リチェ様!!」 .
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