311人が本棚に入れています
本棚に追加
少女は持っていたナイフを男に襲いかかろうとしていた毒ヘビに向かって投げた
グサッ…
ナイフは毒ヘビの頭に命中し、毒ヘビはその場で絶命した
「…ふぅ…間に合った…大丈夫ですか??」
少女は腰をぬかして動けない男に手を差しのべる…
「あんた…名前は??」
男は手を無視し、少女を見てすぐに警戒した
それもそのはず、今少女は銀色のローブを羽織っていて顔が見えない
声を聞かないと男か女かわからない状態だ
そして明らかにおかしい格好をしている
警戒する男を見て少女は一瞬目を見開いたが、少し笑って名前を名乗った
「リチェ…リチェ・アルフォード」
「変わった名前だな…俺はレイ…さっきは助かった、ありがとう♪リチェ…」
少女…リチェは呼び捨てされた事に驚いている
今まではいつも"リチェ様"だったから
「レイは私が誰だかわからないの??」
そうリチェが聞くと、レイは首を傾げた
リチェは驚いていた…
王族より立場が上と言われている自分を知らない人がいるなんて
.
最初のコメントを投稿しよう!