†第一章†

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リチェとレイはレイの家に行こうと歩きはじめた 「…にしても痛いな…」 レイは毒ヘビに襲われて逃げるうちにいろいろな所をケガしてしまっていた 「…【ヒール】」 リチェがそう呟くと、レイの傷はたちまち元に戻った 「…え?」 レイはリチェが一瞬で傷を治した事に驚いていた 一方、リチェは (魔法を使い始めたのはたしか1000年前…ってことはここでは魔法使えないんだ…) 自分が当然のようにレイの傷を治してしまった事に後悔していた 「これ…何?」 レイはおそるおそるリチェに尋ねた リチェはレイの顔を少し見つめた後、覚悟をきめて話しはじめた 「うーん…えっと…信じられないかもしれないけど……」 なんとなくレイなら信じられる気がしたから――――… .
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