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「ヤッバ――――!!!寝坊した――――!!」
ベッドから飛び降りて制服のボタンをしめながら階段を駆け下りる。
「ちょっとお母さん!何で起こしてくれなかったの?!」
台所で鼻歌を歌いながら朝ごはんの玉子焼きを作っている背中に向かって怒鳴る。
「あら~?今日からだったの~?健斗は明日からよね~?」
「中学校と高校は違うのっ!」
呑気なんだからっ
「姉ちゃんもそんなに言うなら自分で起きれば?」
食パンにバターをぬりながら紅茶をすすっているのはとても中学2年生とは思えない程生意気な私の弟の健斗。
「うるさい!あぁ~!もう!ホント遅刻!!!行って来ま――す!!」
私は慌ただしく家を飛び出した
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