†第1話†

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ある日の午後 「あぁ 菖蒲いいところに! ちょっとこっちに来て」 いつも通り学校から帰宅して来た菖蒲は 先に帰っていた父に呼び止められた 「…何?」 リビングの戸を開け 面倒くさそうに返事をする リビングには父と母が ソファに腰掛け くつろいでいた 「ほら菖蒲ちゃん そんな所に突っ立ってないで ソファにでも座ったら?」 いつにもなく上機嫌な母に促されるまま 父と母の真っ正面のソファに腰掛ける 「…で 何?」 菖蒲が再度聞き返すと なにやら照れたように父が微笑んだ …さっさと話せよ(イラッ 「実はな 父さん…」 やっとか 後1秒でも遅かったら こっから立ち去ってたんだけどな… 「学校の理事長になったんだ」 .
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