20人が本棚に入れています
本棚に追加
/63ページ
「洗車をしていた時に、桜が散るのは何て気持ちがいいんだろうと思う・・・」校長が長々とトークを続ける。
「テメェの毛が散っていくのは、何て気持ちがいいんだろうと俺らは思うけどな」と幸次がニヤけなが龍一に会話する。
龍一はツボにハマったかのように笑う。
龍一だけではなく周りの生徒や先生も笑い声を抑えながら笑う。
しかし、校長は気付かぬふりをして「やがて大量に散り落ち桜の木ではなく、ただの木になっていきました。」と話しを続ける。
けど幸次もやめず「やがて大量に散り抜け校長ではなく、ただのハゲになっていきます。」と龍一に会話し続ける。
龍一や周りの生徒や先生達は抑えきらず、噴き出し笑ってしまった。ブハハハ――校長は顔を赤鬼のようにして怒鳴り、龍一と幸次を外へ立たせた。
龍一と幸次は反省したようにしょぼんとして、外に立った。
ふりをした。
体育館の扉が閉まると二人は、たまっていた分笑いまくった。 中の周りにいた生徒や先生達は「いいなぁ」と呟いた。
最初のコメントを投稿しよう!