プロローグ

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そして、それからさらに約一万年後 “火の七日間”の後、スペリオルの活動は忽然と停止していた。 だが、 その被害は凄まじく、世界の人口は3分の1までに減り、大陸の形も大きく変えていた。 しかし、人口の減った理由はスペリオルと勇司だけのせいではない。 国連軍の攻撃がスペリオルだけではなく各国の首都にまで及ぶなどしたためこのような事態へと発展した。 それにより国同士での諍いが強まり、第三次世界大戦まで発展し、世界は混迷の闇に飲まれた。核戦争にならなかっただけよかったものの、それによる被害は一時的に文明を16世紀前半までに下げていた。 そして、4900年にも続いた人間同士の争いが集結し、さらに5000年掛けて文明を再構築し、世界が平和になり始めた頃、事態はまた思わぬ方向へと進む。 魔族と呼ばれた者達の出現である。 空想とされていた魔族が出現したことにより各国はスペリオル以上の打撃を受ける。 幸いにも魔族が攻めてきたときにはスペリオルとの戦いを強いられた時までは回復しており、ドール・エクス・マキナ(D.E.M)で魔族達を撃退していた。 しかし、 それも魔族達の使用するビースト・エクス・マキナによって封じられてしまう。 魔族の使うエクス・マキナには魔力を動力としている機関があり、それによりスペリオルまでとは行かないまでも、かなりの戦闘能力を誇っていた。 そして、戦火は陸地の原形を保っていた日本までに及んだ。
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