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富士火口上空
「ノートルダム轟沈!!敵エクス・マキナ、来ます!!」
国連の空中戦艦が魔族達の戦艦からの砲撃で沈み、魔族の戦艦が五十隻に対し、国連の戦艦はわずか五隻になってしまっていた。
さらにその五隻の戦艦に魔族達のエクス・マキナが迫る。
「右舷カタパルト被弾!!レフィー艦長、このままでは危険です!!」
レフィー「あと少しだけ……あと少しだけ耐えてください!!
もし、あの伝説が本当なら、ここには――――」
百を超える魔族のエクス・マキナが国連のレフィーのいる戦艦の艦橋に向け武器を構えたその時だった。
「!?富士火口より高エネルギー反応!?この反応は――――」
ゴゥッ!!!!
オペレーターが答えるより早く迫ってきたエクス・マキナ達が白い閃光に飲まれ実にその8割が消失した。
「か、艦長!い、今のは―――――」
レフィー「ええ……来てくれたようですね」
画面に映し出された富士火口付近がどんどん拡大され、両手を合わせて構えるスペリオルの姿が映し出される。
「し、しかし……スペリオルは!?」
レフィー「たぶん、大丈夫だと思います」
「な、なんの確証があって……」
レフィー「ほら、昔のおとぎ話でよく『スペリオルは最初。破壊者として現れ、七日間死を振りまき、やがて眠りにつく。
しばしの眠りの後、スペリオルは目を覚まし、また現れる。』って
……聞いたことないですか?」
「それは、聞いたことありますが……
そんなの一万年も前のおとぎ話じゃないですか」
そうオペレーターが言うと、画面に鎧姿の勇司の姿が映し出される。
勇司『あ~……こちらスペリオル。聞こえるか?』
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