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いったい……
何回目の"転校"なんだろう……
10回目以降、数えてない……
いったい、俺にとって"母校"と言えるのがあるのだろうか……
いくら、親の仕事が転勤が多いからって……
異常だ……
それなのに……
こんな生活でも、慣れてしまえば大した事はなかった……
どうせ、俺には"友達"を作る時間すらないんだ……
そして……
俺はまた新しい町に来た……
全く知らない町……
全く知らない光景……
全く知らない人並み……
はっきり言って、それを見る度に吐き気がする……
また"孤独"な生活が始まる……
でも……
もう、どうでもいい……
何ヶ月したら、また"転校"するんだから……
俺は、ここでも一人でいい……
そう考えながら、俺は無言でうつむきながら歩いていた……
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