プロローグ

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 桜が舞う季節になり、今日から2年が始まる。  1年生は、それなりに友達も出来たが、あまりオモシロくなかった…  学校面白くなんねーかな?  とか思っても、どうせ学校なんて楽しくなる分けない。  つまんねーよな、人生……。  このまま卒業してもどうせ中小企業に就職  月給13万貰えるかどうかの生活が待ってるだけ、  かといってやりたい事も別に無い。  あったとしても歌手とか俳優には、絶対になれるわけないって俺は、知っている。  なれても下積みに、最低3年、下手すりゃ10年は、かかる。  そんなに、下積みやってられないっちゅうの 「メンドクせー」  なんて事考えてたら長い坂を登りきってた。 「…それでさーその子なんて言ったと思う?」 「え!?聞いてたよ」 「…お前聞いて無かったのかよ…」 「聞いてるよ」 「じゃあなんて言ってた?」 「アレだろ昨日の髭のイカれたキ○ガイの話したろう?」 「なんだ。聞いてんじゃん」  馬鹿で助かった。  そいつはまた話始めた。  もちろん、また、聞いてなかったけど、  話しているうちに、話好きな友達は、2階の新しい教室へ入って行った。  俺も新しい教室を探さねば 以外と簡単に見つかる物だ。 教室に着くと俺は、携帯の音楽を聴いていた。 先生が何か話していたが、  後は聞いてない。 てか、覚えて無い。
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