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でもおれは恥ずかしかったからすぐに目を逸らしてしまった。
「なあなあ!今、美沙様おれと目が合ったよな?」
おれの横でなにやら健二がはしゃいでいる。
お前じゃねぇ!
おれと目があったんだよ!
勘違いしてんじゃねぇよ!
そんな事を考えていると、いつの間にか食堂に着いた。
そして今、おれはラーメンを、健二はカレーを食べている。
「それでさぁ!祐介はいつ美沙様に告白すんの~?」
「…ぶっ!?」
おれはラーメンを吹き出してしまった。
「ちょっ!汚いだろ!?」
「ゲホッ…ゲホッ…健二が…変な事を言うからだろ?」
「変な事って?祐介も美沙様の事が好きなんだろ?」
「そりゃ…好きだけどさ…」
「なら告白しろよ!?気持ちを伝えないでこのままじゃあ…後悔するだけだぜ?」
なんか健二が真剣な顔で話してくる。
そうだな…おれだって後悔はしたくない…
だが…今まで告白した事なんてなかったからどうすればいいのか…わからない。
「そうだよな……このままじゃ…今までと何も変わらないよな。」
「そうそう!だからこそ今の自分の気持ちを美沙様にちゃんと伝えろ!」
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