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西城さんはタオルを置いてあげると気持ちよさそうに眠り始めた。
寝顔はもの凄く可愛くて、多分健二なら襲われていただろう。
タオルを何回か取り替えたりして、看病していると……。
「う~ん………あっ……」
西城さんが目を醒ました。
「大丈夫?」
おれは心配なので西城さんにそうに尋ねる。
「あっ!……はい!……えっと……あなたが看病してくれたですか?」
首を傾けて尋ねてくる西城さんは凄く可愛いかった。
「うん……あっ……ごめんね!?保健の先生呼んでくれば良かったね……」
倒れた時に保健の先生を呼んでくれば良かったのに、おれは西城さんが心配で自分で看病してしまった。
「いえ……!……えっと……ありがとうございます!」
満面の笑みでおれを見てくる西城さんは眩しくて、おれは多分この時に恋に落ちてしまったんだと思う。
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