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「えっと……元気になって良かったよ!……その……おれ……そろそろみんなの所に戻るから……!」
おれはこの西城さんと二人きりの状態にドキドキしすぎて逃げ出してしまった。
あのまま一緒にいても気まずいだけだしな…。
「あっ!まってください……!」
西城さんに呼び止められたような気がしたがおれは保険室から出てって、みんなの所に戻った。
戻った頃には最終の競技をしている最中で、それが終わるのを見て、閉会式が行われて体育祭は幕を閉じた。
帰宅したおれは、西城さんの事を考えてドキドキしてしまって、なかなか眠れなかったのを今でも覚えてるな……。
おれは……その日から西城さんの事ばかり考えている。
恋なんて今までした事がなかったから、最初はこの気持ちが何なのかわからなかったが、今ならはっきり言える……。
おれは西城 美沙の事が好きだ!
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