告白

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「えっ…いや……その…西城さんに少し用があるだけで…」 「そうやって美沙に近付こうとしてるんでしょ!?美沙は忙しいんだから!」 「小百合…!その…私に用があるみたいですし…」 小百合(サユリ)と言う女の子はかなり興奮気味だ。 西城さんはその子を宥めようとしている。 「いいから美沙は黙ってて!? 美沙に近付く汚らわしい男は私が食い止めてあげるから!」 小百合がおれの背中を押して西城さんから遠ざけようとする。 「えっ…ちょ…待って…」 おれもこのまま帰されるわけにいかないので踏ん張るが…小百合はかなり力が強く、どんどん西城さんから離れていく。 ほんとにコイツ女か!? …こうなったら! 「西城さん!おれ今日の放課後、屋上で待ってるから来てくれ! 来るまで待ってるから!」 おれは教室に響くぐらい大声で叫んだ。 正直、かなり恥ずかしかったが仕方ない。image=315254826.jpg
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