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「そうだよ!だがこの速さでいけばギリギリ間に合うかもしれない!」
健二が走りながら喋っている。
ってかコイツ足速いなぁ…
「てかっ…なんで一緒に走るんだよ!」
「えぇ!?俺たち親友だろ?それに同じ学校なんだから一緒になるに決まってるじゃん!」
ん?コイツ今なんて言った?
親友?おれには健二なんて親友はいないはずだが?
「健二…お前に親友がいたのか?」
「ひどっ!?」
健二は落ち込んだみたいで下を向いたまま走っている。
そんな状態で走ったら…
「あっ!?」
健二がつまづいて盛大にコケた。
「ちょっ!?待ってくれ~!親友だろ~!?」
後ろで健二が叫んでいるがおれは気にせず走る。
遅刻したくないし!
それにおれには健二なんて親友いないもん!
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