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そんな話をしていると一時間目の始まりを告げるチャイムがなり、健二も席についた。
授業もこれといって特別な事もなく……。
「そして時は流れて、昼休み」
「だれに言ってんだよ!?」
健二がいつの間にか席に来ていて、ツッコまれた。
「昼飯食いに食堂いこ~ぜ!?」
「ああ……行くか!」
健二と二人で食堂に向かう。
その途中、健二は1組の教室の前で立ち止まった。
ちなみに俺たちのクラスは5組だ!
まあ…健二が立ち止まった理由はわかるがな…
それは1組には『西城 美沙』がいるからだ。
「はぁ~……美沙様はいつみても可愛いよなぁ……」
健二の視線の先に彼女はいた。
友達と喋っているみたいで楽しそうにしている。
よく見ると1組の男子が健二と同じように西城さんの事を見つめていた。
「早く食堂にいくぞ!」
このままだと飯も食わずに昼休みが終わってしまいそうだから健二を呼びかける。
「お前だって見ていたいくせに~!」
コイツうぜぇ!
「うっさい! 来ないなら一人で行くからな!」
おれはチラッと西城さんを見ると一瞬、西城さんと目が合った!
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