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放課後。
桃井は数日経ってもまだクラスの雰囲気に溶け込めなかった。
クラスメートは桃井に興味津々に話しかけたり、積極的に近寄ったりするのだが、なんせ番犬の如く【あの】服部涼太が必ず側にいる。
服部涼太は今でこそ身なりも態度も落ちついてはいるが、中学時代は金髪に体中ピアス、サボリ常習犯。煙草。酒。
オマケに年上のスーツを着たヤクザと一緒にいるところを、誰か見たやつがいると噂にもなった。
そんな奴がつきっきり彼といては、仲良くしようも、しようがなかった。
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