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ある日あなたと出会ってしまったらどうなるんだろう。 枝に実る花びらが散って甘い香りが毛先をかすめる。 生い茂る足下の雑草は頬を優しく撫でる風に揺られるだろう。 桜並木に心浮き立つ、春となった。 真っ正面には、片手にスクールバックをぶら下げた大キライなやつ。 「帝って可愛いよな」 彼はポツリ、俺の愛する青年、木下帝(きのしたみかど)の名を呟いた。 ***
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