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「全く…、大変だったんだからな!未だにかなり眠いし」
「でも楽しかっただろ?」
「まぁ、楽しかったけど…、って!ほとんど姉さんが一方的に楽しんでたじゃん!」
「あぁ、そうだったな」
そんな感じで姉さんと会話しながら朝食を済ませて、歯を磨き、顔を洗い、髪を整えて、家を出た。
「じゃあ姉さん。行ってくるよ」
「あぁ。行ってこい。ちなみに今日の夕飯当番はお前だからな」
「了解」
大半の家事は午後から出勤する姉さんが担当する分、夕飯は俺がほとんど担当の当番制である。
その甲斐あってか、俺はそこそこ料理ができる。
亜芽位高校までは少し距離がある。
そして途中で必ず、聞き覚えのある声を聞く。
「おーっす!やっすー!元気してたぁー?」
「久しぶりだな。保幸」
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