1894人が本棚に入れています
本棚に追加
いやいやいや!
な、何を姉相手にそんなイヤらしい事を考えてるんだ!
「何を興奮してるのだ!この、エロ幸がぁっ!」
姉さんに背中をバシッと叩かれた。
着替え中で上半身裸だったために、かなり痛い。
「素肌を叩かれると痛いだろ?その顔、いいぞ。もっとシてやろうか?」
姉さんが構える。
「いや、もう結構です」
「なんだ。つまらんな」
そんな言葉は聞かずに、俺はさっさと制服に着替えた。
普通に10秒はオーバーしてるな。
「やっと着替えたか。もう朝食は冷めてるだろうから、冷たい味噌汁でも啜るんだな」
「はい……」
姉さんに起こしてもらった朝はいつもこうだ。
温かい朝食を食べれるのは、姉さんに起こされる前に起きれた時だけだ。
そして、そんなことよりも気になることがあった。
それは……
「な、なんで姉さんはさっきからバスタオル1枚なんですかー!」
理由はわかっていた。
朝食を作ってからシャワーを浴びに行っていたのだろう。
バスタオル以外に、少し濡れている髪と、シャンプーの匂いでよくわかる。
てか、また俺のシャンプー使ってるし。
スクセスのシャンプーは俺のだっつーの。
最初のコメントを投稿しよう!