第一話 三学期、始まる!

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いやいやいや! な、何を姉相手にそんなイヤらしい事を考えてるんだ! 「何を興奮してるのだ!この、エロ幸がぁっ!」 姉さんに背中をバシッと叩かれた。 着替え中で上半身裸だったために、かなり痛い。 「素肌を叩かれると痛いだろ?その顔、いいぞ。もっとシてやろうか?」 姉さんが構える。 「いや、もう結構です」 「なんだ。つまらんな」 そんな言葉は聞かずに、俺はさっさと制服に着替えた。 普通に10秒はオーバーしてるな。 「やっと着替えたか。もう朝食は冷めてるだろうから、冷たい味噌汁でも啜るんだな」 「はい……」 姉さんに起こしてもらった朝はいつもこうだ。 温かい朝食を食べれるのは、姉さんに起こされる前に起きれた時だけだ。 そして、そんなことよりも気になることがあった。 それは…… 「な、なんで姉さんはさっきからバスタオル1枚なんですかー!」 理由はわかっていた。 朝食を作ってからシャワーを浴びに行っていたのだろう。 バスタオル以外に、少し濡れている髪と、シャンプーの匂いでよくわかる。 てか、また俺のシャンプー使ってるし。 スクセスのシャンプーは俺のだっつーの。
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