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そんでもって、数日後。郵便受けに、仕返しなのか、緑で縁取られた作者からの返事が来た。
抗議の手紙にも律儀に返事を出す作者に、ちょっとだけ感心して、お世辞にも綺麗な字とはいえない葉書の文字……この文字もうちにそっくり……に目を通す。
そこには、こんな事が書かれていた。
『貴方のご指摘、きっと来ると思っていましたよ。
一度貴方と会って、ゆっくりお話ししたいところですが……
残念ながら、貴方と会う事は出来ません。
何故ならば私は、貴方自身だから……
ではでは。未来でお会いしましょう。
さようなら』
アンビリーバボー!
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