20.最後の日

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2人の子供を乗せ終えると、 運転席にいた麻美は 窓を開けた… 「じゃ…行くね… 今まで…ホントに… ごめんなさい… ありがとう」 僕は涙でもう言葉が 出ない…。 ただ、いっぱい手を振った。 『守ってあげれなくてゴメン』 それすらも言えなかった。 最後に車から見えたのは… 麻美と子供たちの… いっぱいの涙。
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