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『涙彩』
テーマ:)直刀
悲しみではなく
憎しみに流れるナミダ
この傷を与えられた日
私は一度死んだのだ
真っ直ぐな刀身の如く
前を見て生きることが
罪となる時代(トキ)が来るだろうか
陰り出す日常
故に映える現状
終局の合図
隣で泣いてみせたのは
アナタがもう動かぬ器だと知ったから
私は誰を怨めばいいの?
ただ信じるモノは己の刃
いつになれば辿り着く?
求める答に
その傷がある限り忘れられない
忘れるつもりもないけれど
身体を蝕む狗がいる
刹那の震えが闇夜を浸す
それでも私は生きていく
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