第二話「貞子タソと私とバーボンハウス」

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  “カランカランッ”   ( ^ω^)「失礼しますお」   私がバーに入ると、マスターの男と客の女が、親しげに話し掛けてきた。   (´・ω・`)「やあ、私君。いらっしゃい」   (*゚∀゚)「やっほ~。聞いてよ私ちゃ~ん」   ( ^ω^)「ショボーンさんこんばんわだお。…つーさんまた飲んでるのかお?なんかボクが来るといっつもいるお」   「つー」と呼ばれた女性は、私の言葉を聞いた後、肩を震わせた。   (*;∀;)「うぅ…もう男なんて…」   (;^ω^)「しかも毎回失恋してるお…」   「ショボーン」と呼ばれた店のマスターは、私に優しい笑顔でまた話し掛ける。   (´・ω・`)「どうしたんだい?何か相談ごとかな?」   ( ^ω^)「すごいですお。何でわかるんですかお?」   (´・ω・`)「まあ長いことバーボンやってるからね。雰囲気でなんとなくわかっちゃうのさ」   (*゚∀゚)「さっすがマスター!結婚しよう!結婚!あたしと!!明日!!!」   (´・ω・`)「僕なんかにつーさんみたいな素敵な女性は勿体ないですよ。私君、とりあえず何か飲むかい?一杯目は僕のオゴリだよ」   ( *^ω^)「じゃあ、カルアミルクをお願いしますお。ショボーンさん人の心のスキマに入り込むのが本当上手いですお」   (´・ω・`)「はっはっはっ…人聞き悪いなあ…」  
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