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(;^ω^)「つーかこれは一体何の番組なんだお?なんだか見てると寒気がしてくるお…」
すると、画面の中の井戸の縁に青白い手がひっかかった。
(;^ω^)「うおっ!?」
手の主は井戸の中から外へ這い出ると、摺り足でカメラへと近付いてくる。
画面内の人物は、びしょ濡れで、長い黒髪に真っ白いワンピースのような服を着ている。
顔は見えないが、姿形からどうやら女性のようであった。
が、私のタイプでは無かった。
濡れやすい女性は魅力的に思うが、全身びしょ濡れの女性は流石に遠慮したい。
(;^ω^)「(ホ…ホラー映画かお?怖いのは苦手だお…)」
そして、画面の女性の手がカメラに触れたときだった。
“ズズ……”
( ^ω^)「………ねーよ」
なんと女の手が画面を突き抜け、テレビの前の私に向かって伸びてきたのである。
(;^ω^)「ちょ、おま…こっちくんなお!」
私は急いでテレビから離れた。
その間も女の体はどんどんテレビを突き抜ける。
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