スキー

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敦が1人山を降りてから40分が経過した ようやく救助の手が緋路に届く 何処を打っているかわからない・・・ 細心の注意を払い、緋路をスキー場内へと運んだ 真っ青な顔で横たわる緋路を前に仲間達はみんな言葉を失った 敦がそっと触れた緋路の肌は氷のように冷えきっていた 確かだったのは緋路の呼吸音 かなり浅く弱々しかったが、それは緋路の命の存在を示していた
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