スキー

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午後になり、担当の医師が容態を見に来た 「担当医の吉野です」 「どうですか?調子は」 にこやかに挨拶する吉野医師 「はい・・・昨日までは傷が痛くてなかなか起きれなかったんですけど」 「今日はベットを上げても痛みはそんなにないです」 事実だけを述べた ベットを90度まで上げても首筋の傷はわずかに痛む程度だった 「それは何よりです」 「首の傷から出ている管(ドレーン)は1週間もしないうちに抜けると思います」 「管が抜けたら傷の痛みも気にならない程度によくなりますよ」 そう話し、一礼すると医師は部屋を出ていった
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