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頂上で降りると、他のナイター客の姿は殆どなかった
緋路達が最後に選んだコースはだいぶ急な坂道が続く上級者向けのコースだった
「よし、行くかっ」
「おうっ」
流れるように滑りだした緋路に続き、敦も山を下り始めた
急な斜面に加え、吹雪とあって敦は慎重に滑っていた
前方にはスピードを出し、進む緋路が見える
「ったく、あいつ・・」
「無茶しやがって・・・」
小言を言いながら、敦は何とか緋路とはぐれないようにスピードを出して滑りだした
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