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業務終了時間と共に、私は席をたった。
《…お先に失礼します》
『はい、お疲れさま……星野さん…大丈夫!?』
支店長の言葉に頷き、私は着替えるために ロッカールームへと入っていった。
ダルい体に鞭打つように、気力を振り絞り なんとか着替えた。
携帯を手に……優太にメールを送る。
【今から帰る。具合悪い】
………………………………………
ふぅぅぅ……電車に乗り込み、息をつく。
つり革につかまり、なんとか立っていた……早く進めよ……なんて、心の中では毒づきながら。
やっと、降りる駅に到着し………改札を抜けた。
ケチらないで、タクシーで帰ればよかった……家まで歩けるのか!?私…………そう思っていたが、時すでに遅し。
「芽依さ~ん♪♪♪」
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