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ベッドに下ろされ……私ってお姫さま!?……なんて勘違いする余裕もないくらい、私は弱っていた。 「芽依さん……服脱がなきゃ」 ああ、私……スーツだった!! 健の言葉に、服を脱ぎ始めた。 「あわわ……」 変な声が聞こえ、そっちを見ると……真っ赤な顔に手をあてて、顔を隠してる健がいた。 ………あっ、忘れてたよ。 《健……もう終わった》 「あー、ビックリした!!」 ……なんだよ、ちょっとくらい覗けよ……って違うか!? ベッドに横になると、健が布団をかけてくれた。 「おりこうに寝ててね♪」 そう言って、私の頭を撫でた。 ……私は子供か!? それでも、素直に健の言葉に従った。 .
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