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《優太もよく一緒に寝てたんだよ!?……小学生の頃……》
慌てて、そう言った私に………健は、苦笑いを浮かべた。
「俺、高校生……それに……」
健の顔は、いつの間にか 恐いくらい真剣な顔。
「……男だから……芽依さんのこと……襲えるんだよ!?」
一瞬、健が違う人のように見えた……恐かった。
「だから、優太んとこで寝るね……芽依さんも、ちゃんと布団かけて……」
さっきの顔が嘘のように、、、、いつもの健の顔に戻り、私に布団をかけてくれた。
「……おやすみ……」
《ん、おやすみ》
私の鼓動は、いつも以上に速く……いつも以上に、音をたてていた。
部屋に1人……さっきの健の言葉が頭を駆け巡っていた。
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