二人の間で

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《…………………………》 何も言えず、和哉を見る。 『あいつ……芽依のこと、何よりも大事……って瞳でみてんだよ……真っ直ぐにさぁ』 ……和哉!? ベッドの傍で呟く和哉に、そっと手をのばし……頭をぐちゃぐちゃに撫でてやった。 『あっ…何すんだよ!』 …和哉が泣きそうに見えたから… 《……バカだな……と思ってさ》 ……ほんとは、何もかも見透かされていそうで………怖かった………ごまかすように、私は和哉の頬に唇をつけた。 .
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