2995人が本棚に入れています
本棚に追加
《…………………………》
何も言えず、和哉を見る。
『あいつ……芽依のこと、何よりも大事……って瞳でみてんだよ……真っ直ぐにさぁ』
……和哉!?
ベッドの傍で呟く和哉に、そっと手をのばし……頭をぐちゃぐちゃに撫でてやった。
『あっ…何すんだよ!』
…和哉が泣きそうに見えたから…
《……バカだな……と思ってさ》
……ほんとは、何もかも見透かされていそうで………怖かった………ごまかすように、私は和哉の頬に唇をつけた。
.
最初のコメントを投稿しよう!