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《あっ……アイス、ありがとね》
どうしていいのか分からず、必死に話題を変える。
『おぅ♪芽依、アイス好きだからさ』
和哉の優しさが伝わり、温かい気持ちになる……と同時に、自己嫌悪に陥る。
私は、誰が好きなの!?
和哉!?健!?
自分のことなのに、わからない。
どっちも……手放したくないのかもしれない。
そんな欲張りでずるい考えが頭をしめる。
『……ぃ!?芽依!?』
和哉の声に、ようやく我にかえる
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