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優太と二人、家へと向かう車の中…………
『なぁ、姉ちゃん……』
《ん!?》
返事をしながら、煙草を喰わえ………使い捨てのライターで火をつける……シュッ……
そんな私を横目で睨む優太…運転していて、前を向いていても 気付くほどの視線………………また『煙草やめろ』………って言うんだろ!?
『……健さ……本気みたいなんだけど…………』
マジで!?!?
《…フゥゥ………んな訳ないじゃん……ただ、歳上が珍しいだけじゃない!?》
吸い込んだ煙草の煙を吐き出し、優太に言う。
『…俺もそう思ってたんだけど………健が誰かを好き……って言ったの、初めて聞いたし……』
……んなこと私に言われたって…………再び、煙草を吸い込む…………フゥゥゥゥ…………
《今に飽きるよ……私には、和哉もいるしさ》
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