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お風呂から上がり、部屋に戻る。
あっ……和哉から着信があったみたい。
濡れた髪をガシガシ拭いて……携帯を手にとる。
《もしもし!?和哉!?……お風呂に入ってた………》
他愛もない会話……でも、和哉の低い声が直接耳に届き………落ち着く………
『…で、まとわりつく俺のライバルは……クスッ……帰ったのか!?』
ライバル…って、認めてんの!?
《何!?和哉は、自信ないんだ!?(笑)》
『若さじゃ、負けるじゃん!!』
……って、若けりゃいい……って訳でもないと思うんだけど………
《……バカだね、和哉……じゃ、和哉は……女子高生が近くにいたら………私のことは、、、捨てるんだ!?……へぇ~、そうなんだ……ブツブツ………》
和哉の傍にまとわりつく、女子高生を想像し……1人イジケる。
『バーカッ……んなわけねーだろ……くっだらねー』
若さの話をし出したの、和哉じゃん………
『なっ!?機嫌治して♪……今度の週末、連休だろ!?どっか遠出するか??』
私がイジケた時の対応がうまい和哉。
《行く、行く~♪》
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