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車に乗ったものの、涙は止まらない。和哉は、何も聞かず……運転席に座ったまま、左手を伸ばし……私の頭に手をのせる。
どうしたの??……そんなこと聞かれても、説明出来ないから……和哉が何も言わないことが、ありがたかった。
ようやく、溢れ出した感情がおさまり……やっと落ち着いた。
《……ありがと………もう、大丈夫……グズッ……》
そんな私に、和哉はティッシュを手渡す。
『ほら♪』
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