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『姉ちゃん、なんか着てよ』
ん!?キャミにハーパン……ちゃんと着てるけど!?
まさか、いくら私だって……弟の友達が来てるときくらい、バスタオル一枚で出てくるほどバカじゃないよ……普段は、バスタオル一枚だけどさ……
《……着てるじゃん……》
『…なんか、羽織ってよ』
もう、こいつは男のくせに………細かい!!!母親よりうるさいんじゃない!?
《はいはい……じゃ、持ってきて~♪》
シュッ………と煙草に火をつけながら、優太に言った。
『姉ちゃん…吸いすぎ、やめなよ……煙草』
ほら、またまたうるさい。
《やめられないな》
そう言い、コーヒーを口に含む。
《ん♪…やっぱ、美味しい♪》
はぁ……と溜め息をつき、優太は私の部屋に服を取りに行った。
残されたリビングには、私と健。
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