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もう飲めない……そう言ったものの、和哉が持ってきたピーチの酎ハイを開けようとしていた。
それなのに………開かない!!
そんな私から、和哉は無言で缶を取り……プシュッ……と簡単に開け、私に手渡した。
『ほれっ♪』
《…ん……さすが!!》
そんな私に……クスッ……と笑いながら、後ろから私の頭をわしゃわしゃと撫でた。
《あー、髪、ぐしゃぐしゃになっちゃうよぉ》
そう言ったのに、手を止めることなく 和哉は言った。
『俺…寝起きでぼーっとして、寝癖ついた芽依も好きだし…』
あっ………もしかして……私……
《和哉……私のこと…好き!?》
『うん』
《愛してる!?》
『うん』
……そうじゃなくてさ…………
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