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―背徳者の烙印はそう簡単には消えない。
消えてくれない―
本当の俺はこの(心臓)より、
更に深い…精神という不確かな領域に独りで居る。
暗いほとりにうずくまって
おまえが迎えに来るのを待っている。
玲でさえ踏み込めなかった俺の内の不可侵領域---。
おまえだけが見つけられる…。
おまえだけが、俺を連れ出せる…。
いつか気付いてくれるだろうか…。
俺がおまえに求めるものが、
生と死を越えたその先にあるものだと。
…永遠…
俺は……
【ここ】に居る。
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