◆冬空
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◆冬空
忘れ雪 心惜しいて 靴を履く 空を見上げて微笑んで 次はいつかと思いを馳せる ああ 灰色のビルに囲まれた青空 切り取られた空間に 閉じ込められた太陽 端にある姿はまるで 水槽の中の金魚の様で。 そんな金魚に 食われて溶けるは 灰色の雪 もはや 誰々の癒しにも無らぬ 濡れ靴脱いで ため息ひとつ
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