I HAVE …‥

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「軽蔑するか?嫌いになるか?そうなっても仕方ないけど、オレの気持ちに居るのはリミだけだよ・・・虫の良い言い分だけど、まだ好きで居させてくれないか?」 三人が狂ったカラスみたいに騒ぐ。 「軽蔑できるならするよ、嫌いになれるならなるよ!」 リミは目線を落とした。 「でも、まだ愛されたいあたしが居るの・・・」 消え入りそうなリミの声は、雨に遮られる事も、三人に掻き消される事もなく、オレの頭に染み込んだ。 駆け足で近づき、リミを抱き締めた。 「バカァー・・・バカァーーッ!」 リミはそう怒鳴りながら、オレを受け入れてくれた。 この暖かさ、軟らかさ、リミを感じさせる全てを独占している時が一番落ち着く。誰にも渡さない・・・ずっとずっとリミを独占していたい・・・ 降り滴る雨が傘で弾ける音の下、決意にも似た欲望が怪しく輝いた気がする。
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