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「やあ、おはよう」
南井が振り向くと、そこには1人の少女が立っていた。少女の名は―――
「いやいやいや、ちょっと待て、さっきのページ何!?あと頭痛いんだけど。」
地の文に割り込む南井。
「ああ、さっきアタシが頭叩いたから、少し予定不和が起こったかも。ごめんねえー。」
「ごめんねえーって、今の頭叩かれた擬音!?半端なく不穏な音したんだけど!てかジュラララって何の音だよ?」
南井は慌てるが、少女に悪びれる様子はない。
「知らない。」
少女はぶっきらぼうにそう返した。
「知らないじゃねえ!」
「知らないって言ってるでしょ?本当は頭蓋内血腫による意識障害を引き起こすつもりだったけど、失敗したんだから。」
「・・・殺す気?」
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