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「キラ?準備できた?」
アスランは柔らかに微笑んで彼を見つめる。
「まってよぉ・・・アスラン!今日の教科書多いから鞄に入らないよ!!」
彼は泣きそうな顔でアスランを見つめる。
アスランはひそかにそれを可愛いと思っている。
そんな顔を見るとますますいじめてやりたくなるけど、ぐっとこらえる。
「もう!ちゃんと教科書そろえて入れれば入るのに!!ほら。やってあげるから、貸して?」
アスランはそう答えて彼の鞄を整理していく。
「いつもありがとうね。アスラン」
彼、キラ・ヤマトはにこやかにアスランに微笑みかける。
彼はマイペースで面倒くさがり屋さん。
成績はいつもゲームばかりやっているのでテストはそんなに力を入れていないが、良い方だ。
マイクロユニット制作が大の苦手。“なんでこんなものがこの世にあるんだよ・・・”といつも心の中で叫んでいる。
得意なものはプログラミング。
唯一アスランに勝てる教科だ。
そんな彼の趣味はハッキング。
うわさでは学校のPCにハッキングして、テストの回答を事前に見ているらしい。
彼の髪の毛は柔らかな栗色でいつも寝癖が立っている。顔立ちはカッコイイ・・・と言うより可愛いの方がぴったりだ。一件女の子と間違えてしまう場合も多いらしい。
彼の瞳はアメジストのような紫の輝きを放っている。身長は小さい方。
彼なりのコンプレックスらしいが、これがショタロリ好きの女子には受けるらしく、毎日のように騒がれては写メを撮られまくっている。
はっきり言って迷惑だけど、女の子の前ではどうも反発ができない。
甘いものが好きで、アスランに甘えることも大好き。
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