入学式

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そして、僕達はまだこの後起こる事も何も知らずに入学式の始まる時間に…   「だるい…サボっちゃおうぜ…恭。」 「駄目だよ!ちゃんと出なきゃ!!」 「お前変な所真面目だよな…。」   僕に説得され渋々春斗も行き1時間がたち、だんだん終わりに近づいて来た頃…   「スースー……。」   春斗は立ちながら爆睡していた。   「全く春斗は…。」   僕は隣にいる春斗に呆れつつも話をちゃんと聞く…ていうのは嘘で、知らない内に副会長を必死に探していた。   「続きまして生徒会会長からのご挨拶と重大発表です。」   会長がだるそうに舞台に上がり生徒達は騒ぎ始めた。 流石会長。 春斗もそろそろ起こした方がいいかな?   「ちょっと春斗ーもうすぐ終わるからそろそろ起きなよ。」   肩を揺らすと眠そうに目をこすりながら起きる。   「良く寝たー………ってなんであいつが舞台の上にいるの!?」 「そりゃ生徒会長だから。」 「あーそういえばそうだっけ?」   春斗と会話をしながらも僕はチラチラと副会長を見ていた。
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