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「うぅ…俺のホットケーキ……。」
「まだ言ってるの?しつこい男の子は嫌われちゃうよ。」
「うるせーよ!!!」
さっきの事をまだ引きずってる春斗を見て少し呆れる僕。
だって新しいの買っておいでって言っても買わないし…どうしろって言うだ。
「おっはよーさん☆ 春斗に恭♪」
後ろから僕達に声をかけてきたのは親友の"伊藤 大輝"
髪の毛がヒヨコみたいに金髪なのであだ名は"ピヨ"
「おはよう。ピヨ♪」
「はよ。……はぁ……。」
「えっ?なんで溜め息?さては俺がかっこ良すぎるから羨ましいんだな☆」
「………ピヨ…。」
「ん?何、何?♪」
「……うざい。」
「はぁ?えっ?何よ、ピヨちゃん泣いちゃうよ!!!」
「……。」
「ちょっ、春斗君!!?」
「あーピヨ。今ね、朝ご飯のホットケーキが勝手にどこか行ったーってショック受けてるだけだから、ほっといてあげて。」
「あっそうなんだ☆俺が嫌われたわけじゃないのね♪」
そうかそうかと笑いながらピヨは春斗の肩を叩く。
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