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「別にピヨの事好きじゃないんだけど。」
春斗は眉間にシワを寄せ、ピヨの手をどかす。
春斗ってツンデレなんだよね。
「恭ー!!!春斗が冷たいよー!!」
「はいはい、いつもの事でしょ。てかピヨ生徒会なのに早く学校に行かなくていいの?」
ピヨは生徒会の書記です。
僕は呆れたように言いながら急がなくていいのか聞く。
「へっ?今日なんかあったっけー?」
キョトンとした顔で僕を見る。
あれ?まさか今日何があるかしらないの?
「……今日入学式だよ…。」
「うわーーー!!!!マジ!!!?忘れてた!!!やっべぇ!!俺先行くわ!!!」
「…ピヨの馬鹿。」
顔を真っ青にしてダッシュで走るピヨ。
間に合うといいなー。
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