出会い

2/9
前へ
/78ページ
次へ
ピピピーーー   朝…僕は親友であり、ルームメイトの"櫻田春斗"の目覚まし時計で目が覚めた。 ……なんか春斗が騒いでる……煩い…。   「朝からギャーギャーうるせぇな…。黙って起きれねぇのか? このボケが…」   落ちていた雑誌で春斗の頭を叩き、睨みつけながら話す。 僕寝起きめちゃくちゃ機嫌悪いんだ。   「すっ…すみませんでした!!」   春斗が焦ったように謝ってくる。   「わかればいい。飯食いに行くから早く用意しろ。」 「はいっっ!!!」     あっ、僕の名前は"白石恭"ね。 髪はくせっ毛で栗色に染めている。 よく女の子と間違えられて男にナンパされたり、襲われそうになった事も…。 僕は男だつーの!!   「恭?」 「何!?」 「よっ用意出来たから食堂に行こうよ。」 「あっ、ごめんごめん。ちょっと待って。」   急いで用意して、春斗と一緒に食堂へ向かう。   「またホットケーキとオレンジジュースなの?」   春斗のおぼんの上にある物を見ながら言う。
/78ページ

最初のコメントを投稿しよう!

926人が本棚に入れています
本棚に追加