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会長はいつもだるそうで眠そうな目をしているが、副会長はつり目で冷たい感じがする…。
あくまで僕の二人に対する印象だけど。
「いつもの事だけどさ、なんで生徒会が来ただけでザワつくわけ?たまに黄色い声が聞こえるしよ。」
ここは男子校。男子しかいないのに、たまに黄色い声が聞こえる。
春斗はそれが何故だかわかなかった。
「さぁーね。男が男に恋でもしてるんじゃない?」
事実、僕は何度か男に告白されている。
勿論断っているけど。
だって皆僕の顔だけしか見てないから…。
春斗も何度も告白されているのに本人は告白だと気づいていない。
…鈍感なんだよね。
「はぁぁ!!!!?」
ドンッッ!!!
僕の言葉に驚き過ぎて春斗は椅子から落ちた。
「いったぁ……」
「あははっ♪大丈夫?春斗?」
まさかそこまで驚くとは思わず僕は笑ってしまう。
「大丈夫じゃねーよ…。」
案の定半泣きで頭を打ったのか、頭を撫でる春斗。
あらら…頭打ったのなら何か冷やす物取って来なきゃ!!
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